2003~2020年度の川崎医科大学衛生学の記録 ➡ その後はウェブ版「雲心月性」です。

田圃の黄金色に時の速さを感じてしまえば・・・

2006.10.03.

「いくつかの場面」でも紹介していますが,昨年11月以来の補助員さんであった山下さんが,9月末で退職~と,なりました。11ヶ月・・・ついこの間着任してくれたような気がしていました。

その速さに驚いたということでもないですが,大学の居室の窓の外の田圃は,もう綺麗な黄金色・・・稲穂は頭を垂れつつ実るほど・・・実ってます。今年の夏は,科学技術振興調整費の関連での動きがあったのと,それよりもなによりも第13回日本免疫毒性学会学術大会を無事乗り切るのに,精一杯で,8月くらいから季節の移ろいも知らないままに,過ぎてきたって感じでした。

さて,学会運営でも,とっても頑張ってくださった山下さん・・・はっと気付くと,もう9月末・・・勿論,だいぶ前から,山下さんは9月一杯と聞いてはいたものの,実際にその週になって「そうか,もう今週一杯だし,金曜日は送別会か!」って思い知らされたような状況でした。

でも,今回,山下さんが去られるのは,おなかに「ベイビー」誕生なのです!!!

これは,なにはともあれ「おめでとうございます!!」です。素晴らしいことです・・・本当に,元気な赤ちゃんを産んでください!って云って,お送りするだけ・・・ですね。

大槻も現在は,二児の父・・・上は,中2で下はもうすぐ4歳と離れてはいますが,それはそれで,どちらの子も可愛く感じております・・・・勿論,それが絶対的って訳ではなく,人の幸福はひとりひとりの物差で測るものですから,結婚とか子供とかとは関係ありません・・・今,大槻の生活には,それでも,子供の入り込むことも大きいのです・・というだけではあるのですが・・・。



山下さんは,理系の大学卒業後に,実はOLさん・・・一応は,医療系の会社とは云え・・まぁ,結構,こちらでやってもらった実験系とは距離感ありますよね・・・だったので,で,かつ,新婚さんだったのでした・・・でも,実は,大学の時の同級生さんも,他の教室で補助員をされていたり・・ってこともあって,勿論,当初は緊張したり,実験一つひとつが○年前に大学でしていたのとは,可也,視点・焦点が異なっていただろうから,戸惑ったり,不安であったり,また,僕のような上司なので,不満もあったりと,大変だったのではないかって考えます。

でも,そこは,いつもの明るい笑顔と,細身の身体に似合わない(?)元気さで,乗り切ってくれたように感じています。実は,まだまだ,そういえば Treg のことも,ちょっとだけ中途半端だった部分もあったのですが・・・なんせ,ちょっとあの頃は「TSUWARI」もキツそうだったしね・・そうこうしているうちに,新しいテクニシャンの方も参加していただくことになって・・・なんだか,ある意味,怒涛で11ヶ月が過ぎたのでは?って印象です。でも,とっても,助かりましたよ!! 西村講師とも話の合う仲間・・車の趣味も似ているし・・・ってことだし,なんか,爽やかな風を運んできてくれた感じでした。

山下さんが通っていた小学校は,僕が家内の実家(そういえば,旧姓はうちの家内と一緒だったし・・・)に行く途中の道沿いの所だし・・・中学校地理倶楽部の大槻は,結構,岡山県在住35年で,その辺りも詳しくなっていて,そんな話題で盛り上がったりもしたのも,ついこの間の様です。

まぁ,仕事関連のことより何より・・・兎に角,健やかな良いお子を産んでください・・これしか無いって感じですね。

叉,可愛いベイビーを,実験室にも見せに来て下さい・・・皆で,本当に心から祝福したいと想ってますので・・・・。


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さて,少し上記しましたが,7月半ばから,新たにテクニシャンで,加藤さんと居石さんが来てくださってます・・・・お二人,来られ出して2ヶ月少し・・・もう,其々のテーマにバリバリにやってくださってます。歓迎会を兼ねた猛暑慰労会の時は,颱風前夜で参加者が何故か,巡り合わせで少し疲れ気味って感じだったので(まぁ,正直,猛暑のせいか・・),あまり,お二人も素を出してなかった部分もあったのかも知れませんが,今や,バリバリで,この間の会では,少しずつ飾り気のない様子が垣間見えるようになってきました。それでこそっていうか,そうなれば叉,仕事を頼み,discussion をして,より良い結果を出していけるものだと想ってます。

このところ,うちの教室ではいろんな出会いや別れがありますが,何故かしらの風の流れで,うちの教室に来てくださったお二人・・・これも本当に何かの縁・・・でも,環境とその生体影響という観点で仕事をしてみる楽しさや難しさや,そんなことを実際に体験してくだされば嬉しいと思いますし,二人とも,自分の与えられたテーマについて,勉強したり,実験を苦心したり,工夫したり・・・いろいろと頑張ってくださってます。

それは本当に大切なこと・・そして,お互いが気持ちよく,それでも仕事をしていって,僕らはどこかで,疾病に苦しむ人々・・・あるいは,将来,そのようになるかも知れない人々に,健康障害が起こらない様にという願いと祈りのもとに,仕事をしていかなければなりません。僕らも普段,そういうつおりで仕事をしていますし,多分,どこかでは,そういう僕らの純粋な素の部分の気持ちが出ているのでは,とは,思いますが,本当にそのような想いを,どこか片隅に覚えておいて,日々の実験に,向かってくだされば,幸いと思います。

よろしくお願いします。


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大槻はこのところ・・・何ヶ月か,かなぁ・・・どうも,自分の判断の未熟さが,いろんな人にご迷惑を掛けるような場面に,沢山出合ってしまいました。なんだか,反省しきり・・・です。いろんな先生方,あるいは,私の仕事関連でお付き合いのある方々,本当に済みませんでした,陳謝いたします。

こういうこと・・・まぁ,具体的には,種々いろいろありますが・・・本当に辛い想いです。気持ちは落ち込むし,何もやる気が出なくなっちゃうし,やるせなく,出るのは嘆息のみって感じになっちゃいます。いいつもりの気配りの積もりが,そうならずに,あるアクションが・・・それは当然,何らかのエネルギーを(小さいながらも)どこかに向けることになるので,想定していなかったような,リアクション・・っていうか,その事で起こってしまう自分が想定していなかった別の状況を生み出すことに影響してしまって・・・そのことで,多くの人にご迷惑を掛けているようです。

もっと力強く,自分の道をまっすぐに進めれば良いのでしょうか? もって生まれた性格は,なかなか変えようもなく,至らない気配りならしない方がまし・・・って意見も当然あるのでしょうけれど・・・それでも,気付いたら,その何かに,その時の自分が考えることの出来るだけの配慮やそういうものをしてみたくなるのですが・・・・うまく行きませんね・・・・。

と,書いていても,自分勝手な独白でしかなく,自分以外,事情も判じようもないのなら,もうこんな愚痴めいたことを書き連ねるのは,已めることにしますけれど・・・でも,これも一つの僕の気持ちの中での謝罪を受け止めてくだされば,幸いです・・・。


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さて,10月になり黄金色の稲穂が頭を垂れていくにつけ,朝夕はめっきり涼しくなってきました。秋はもう既に一杯・・・・誰かさんが見つける前に,小さい秋は,膨れ上がって,もう,多分,木々の葉も,すぐ先の色付きの準備に入っているのでしょうね・・・9/23-24には,久しぶりの家族旅行で,石見に行ってきました。改めて,家族と過ごす他愛もない時間の貴重さを感じ,また,子達の成長に目を細め・・・・そんな時間があればこそ,それでも,また,仕事を頑張ろうって気持ちが高揚してくるのも確かな感触です。

この秋から冬には,また,教室員一同,気持ちを引き締めて,良い仕事を出して行きましょう!!

  が ん ば り ま し ょ う ! !